トップページ > 設計|井上秀樹

設計|井上秀樹

どのような仕事をしていますか?

 設計、監理、見積、営業、お客様との打合せが主な業務です。

 家族の成長とともに愛着の湧くような家を、住み始めてからメンテがかからないような家を、自然の四季を感じる環境へ負荷を与えないような家をご提案させて頂いてます。

住まいづくりの仕事に就いたきっかけはなんですか?

 幼少の頃から、親父が大工をやっていたので、木はよく見ていました。そしていつの頃からか、建築の魅力に惹かれていきました。小学4年生で建築の道に進むと決め、熊本工業大学(現:崇城大学)工学部建築学科へ入学。大学卒業後、ゼネコン、設計事務所で実践を学び、27歳で国家資格「一級建築士」を取得しました。その頃、熊本市内の設計事務所に勤務しており、芦北町の「大野温泉センター」の設計をしたことは今でもいい経験をさせて頂いたなと思っております。(日本トップの設計事務所、日建設計の下請けではありましたが…)

 そして、結婚し、何年かして子供もでき、自分の家がほしいという気持ちが…。そこで建てるには自分よりも子供にとっていい家を建てたい。と思いました。そして、研究しひとつの答えが…。今、その家に住んでいます。17年になりますが、研究した甲斐がありました。子供にとっていい家は大人にとっても同様です。専門の勉強をしていなかったら多分そこには辿りついていなかった。勉強させてくれた親に感謝です。

 家族が本当に永く健康で幸せでいられるすまい。それを今、「ご縁」のある方にフィードバックさせて頂いております。


どのような思いで住まいづくりをしていますか?

 旧日本家屋、日本建築を膨大な時間をかけて勉強してきました。日本建築の形、材料などには、なぜそうなっているのかすべてに理由があります現代の住宅は便利になった半面、膨大なエネルギーを消費します。高気密高断熱化で省エネを謳う家も多いです。しかし実際は、24時間空調が前提で、さらには月の電気代を軽減するためにソーラーシステムを付けるというのが、大半となっています。つまりは電気に頼るという事です。

 まったく頼らないというわけにはいきませんが、できるだけ電気を使わず環境へ負荷を与えないような家づくりがあります。そうです、それが旧日本家屋、伝統の日本建築です。それを現代風にアレンジし、今の人にも住みやすく考えました。環境に優しい家は、住んでいる人にもお財布にも優しいですよ。


得意とすることはなんですか?

 日の入り、風の入り、家相、風水まで含めた総合的な住宅設計をさせて頂いてます。大体の家の計画は敷地形状、方角によって決まります。それに住む人の人数、利便性、希望などが追加されて家の計画が完成します。

 家をつくっている期間は6か月~1年程度。その後は20年も30年も40年も家とともに成長があります。建てて頂いてからが本当の永いお付き合いの始まりだと思っています。せっかくご縁のあった方々にはご家族にとって最高の家をつくる。そして、自分も最高の気持ちになる。

 強いて言えば、こういうWINWINな家づくりが得意なのかもしれませんね。

弱点はどんなところですか?

 うんちくを語る事ですね…。この話を始めると、お客さまの顔色を見ながらなんですが、ついつい話が長くなってしまって、特に女性の方は退屈な話になってしまうところというのが、もしかしたら弱点と言えるかもしれないですね。

住まいづくりを考えている人に伝えたいこと

 家づくり、大きい夢ですよね。大きい夢を叶えるには、莫大な資金が必要になります。
もちろん資金があればすべてを叶えられるかもしれませんが、やはり家を建てて、住宅ローンという資金面で苦しんでしまっては元も子もないです。生活を豊かにするために、便利にするために家を建てるのです。家を建てることが目標になってはダメです。

 家を建てた後の素晴らしい生活を得るために家を建てるのです。

芦北町「大野温泉センター」
世界最古の木造建築「法隆寺」